中学生で成績がガタ落ちでヤバイ?伸びる子と伸び悩む子の違いはここ

       
育児の悩み
中学生で成績が伸びる子と伸び悩む子の違い 育児の悩み

体育祭や学習発表会が終わり、中学生の子供たちも中学校生活に慣れたころではないかと思います。中学3年生は受験モードにまっしぐら。中学2年生、1年生の親御さんも、次の学年に向けて我が子の学習面が気になるところではないでしょうか?

思春期を迎える難しい年頃の中学生。
小学生時代は意欲的に勉強に取り組んでいた子も、学習面が伸び悩む子や、一方小学校では目立たなかったのに驚くほど伸びる子がいます。では、中学生で伸びる子と伸び悩む子の違いはどこにあるのでしょうか?

筆者は、中学校の相談員、スタディメイトとして、生徒の学習に関わっており、その中で感じた中学生で伸びる子と伸び悩む子の違いについてご紹介します。

①中学生で伸びる子はノートの取り方がキレイ

①中学生で伸びる子はノートの取り方がキレイ

中学生で伸びる子と伸び悩む子の大きな違いの1つは、『ノートの取り方』です。
東大生のノートは綺麗という話もあるように、ノートの取り方は学習面につながるもの。

黒板の板書は小学生の頃から行う当たり前のことですが、中学生になれば書き写す作業に、それぞれ個性が出てきます。

伸びる子は必要なことを自ら書き記している

伸びる子は必要なことを自ら書き記している

中学生で伸びる子は、とにかくノートの取り方が上手!
授業で何気なく発した先生の言葉やポイントを色ペンで書き写す、分からなかった英語の単語にフリガナを書くなど、ただ書き写すのではなく、自分にとって必要なことを書き記すことが自然とできているのです。

また、字がキレイ汚いに関係なく、誰が見ても分かりやすく整理して書くことができます。
頭の中で整理できていることなのでしょう。視覚的にもわかりやすいので、+(プラス)や−(マイナス)の書き忘れなどから生じる計算ミスも少ないのです。

伸び悩む子は書くことを”面倒”と感じている

伸び悩む子は書くことを”面倒”と感じている

一方、中学生で伸び悩む子は、板書の書き写しも極力やりません。学習障害の子を除いて、極力書こうとしない子は、書くことが面倒だと感じるタイプです。

こういったタイプの生徒は、小学校の頃から、ノートをとらず、頭の中で考えて答えを出してきたのでしょう。元々頭がよく、書かなくても上手く答えを導き出すことができていたのかもしれませんが、中学校ではそう簡単にはいかないもの。

数学は証明や連立方程式など、途中式を書かなければ答えを導き出せないものが増え、複雑な英単語のスペルはやはり書かなければ覚えられないことも多いのです。

子供のテストの点数が伸び悩んでいる親御さんは、ぜひ一度、お子さんのノートを確認してみてください。
授業に集中しているのか、どんな風に取り組んでいるのかが一目瞭然です。
ノートをとることが苦手なお子さんには、書きやすい文房具をプレゼントするなど、きっかけづくりをするのも一つの方法です。

②中学生で伸び悩む子は睡眠不足が原因

②中学生で伸び悩む子は睡眠不足が原因

中学生で伸び悩む子や、不登校になりがちの生徒の多くが『睡眠不足』。

睡眠不足の原因は、夜遅くまで、ゲームをする、スマホやタブレットに夢中になっているパターンです。睡眠不足は、授業の集中力だけでなく、身体面、精神面に大きな影響を与えます。

特に学習面においては、計算ミスの増加や記憶力の低下につながるのです。授業中に居眠りをする子の成績が伸び悩むのは当然のこと。

睡眠時間の確保を優先する日を作って

睡眠時間の確保を優先する日を作って

中学生に必要な睡眠時間は、8〜10時間と言われています。
毎朝6時起床するのであれば22時までには寝ないといけないということです。

「部活動や勉強が忙しくそんなに早く寝られるはずはない!」と思われるかもしれませんが、勉強よりも睡眠時間の確保を優先する日を週に1〜2度は作られることをおすすめします。

また、ゲームやスマホに夢中になる子には、やはり、時間制限を設ける必要があります。
ゲームやスマホは中学生の脳には依存性が高く、大人と違って自分で制限できないもの。寝る前の
スマホは、睡眠障害を引き起こしやすいので、夜は没収するなどの親の管理は必須です。

③中学生で伸びる子は小学校での学習が定着している

中学校で伸びる子は、やはり小学校での学習が定着しています。
小学校で苦手な単元を克服しないまま中学生に上がっているお子さんが実は多いのです。

『分数』の出来不出来で大きな差が

『分数』の出来不出来で大きな差が

特に伸びる子と伸びない子で差が出るのが『分数』。
小学校4年生で習う単元ですが、分数の問題をたくさんこなしてきたかどうかで理数系科目は大きく差が出ると感じています。

中学校になると分数の問題は増え、数学だけでなく理科でも登場します。
中学の数学では、当然のことながら方程式の中に分数が含まれてきます。苦手意識のある子は、分数があるだけで難しいと思い込むようです。

考えるのをやめる、もしくは通分なのか約分なのか混乱して、次に進めないパターンが非常に多いのです。
もちろん「分数」だけでなく、道のり問題や比例など、小学校で苦手だった箇所はきちんとクリアすることがやはり大切。

小学校で学んだ基礎を使って新たな問題に取り組むのが中学生の学習です。中学生になって伸び悩むお子さんは、小学校の問題を一度総復習するのもオススメです。

④中学生で伸びる子は”思考力”がある

④中学生で伸びる子は”思考力”がある

近年、学校教育でよく言われる『思考力』。
未知の時代を切り拓いていく今の中学生には欠かせない力となっています。

大学入試テストが思考力、判断力を問う問題に移行する中で、中学校の定期テストも思考力や判断力を問う問題を取り入れるようになってきています。また、そういった問題は配点も高いのが特徴です。

ただ暗記をする、ただ計算をするだけでは100点は取れないということです。暗記したことや知識を使って問題を読み解く力が必要です。

思考力や判断力に自信のない子は、こういった問題が苦手な傾向があります。配点の高い問題を落としてしまい、結果として点数が伸び悩むのです。

思考力、判断力はすぐに身につくものではないため、中学生で伸びる子は、小学生時代からこういった力を育んできたといえますね。

⑤中学生で伸び悩む子は、学習面以外のストレスがある

⑤中学生で伸び悩む子は、学習面以外のストレスがある

部活動や友達関係での悩みが増えるお年頃。
明らかにやる気がない、またテストの点数が大幅に下がったお子さんの中には、なにか大きな悩みがあることも考えられます。

中学生の悩みを聞いてみると「そんなことで悩んでいたの?」と大人からしてみれば些細な悩みであることも多いのです。

悩みを親御さんに打ち明けにくい子もいますが、元来子供は自分の親には「自分の話を聞いて欲しい」「自分をわかって欲しい」と心の底では思っているはずです。話を聞く時間を作り、臆することなく、子供の悩みに寄り添ってあげてください。

アドバイスをせずともただ話を聞いただけで、元気になるパターンもあるのです。友達や部活動の悩みで、当事者同士で解決できない場合は先生に相談する事で早めの解決にもつながります。

まとめ

ここまで中学生で伸びる子と伸び悩む子の違いについてご紹介しました。

睡眠、ノートをきれいに取る、小学校の学習を定着させるなど、どれも当たり前のことのように思われますが、この『基礎』ができていないお子さんが実は多いのです。

逆を言えば、この基礎をきちんと小学生時代から身につけてきた子は、受験期にグッと成績が伸びることが多々あります。

3年間の中学時代は、部活動や勉強、友達との関わりの中で、精神的にも身体的にも大きく成長する時期。子供たちの意欲や能力がまだまだ伸びる余白があります。一時期のテストの点数や成績を見てがっかりする必要はありません。

また小学生の親御さんは、今回ご紹介したことを参考に、この時期に「基礎」をしっかり身につけられるようサポートしてあげましょう。中学生で伸びるお子さんに変身するはずです!

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